〜初心者が知るべきキーワード徹底開設〜
不動産投資に初めて挑戦する方にとって、専門用語が難しいと感じるかもしれません。
しかし、重要な用語を理解することは、正しい判断を行うために不可欠です。
ここでは、不動産投資の基礎用語をわかりやすく解説します。
利回り(りまわり)
不動産投資の収益性を測る指標です。
利回りには、主に「表面利回り」と「実質利回り」の2つがあります。
- 表面利回り:年間の賃料収入を物件価格で割ったもの。物件購入時に参考にしやすい指標です。
- 実質利回り:年間の賃料収入から管理費や修繕費などの諸経費を差し引いた後、物件価格で割ったもの。実際の収益に近い値を知るために使用します。
自己資金(じこしきん)
不動産購入時に自己負担する現金のことです。
一般的には頭金として利用されます。
自己資金が多いほど、ローンの負担が軽くなりやすいです。
ローン(住宅ローン・不動産投資ローン)
物件購入資金を借り入れるための融資です。
住宅ローンは居住用、不動産投資ローンは投資物件に利用されます。
それぞれ条件や金利が異なるので注意が必要です。
エクイティ(equity)
不動産の資産価値のうち、ローンを差し引いた残りの純資産部分のことです。
物件の売却時や再投資時の基準として参考になります。
キャッシュフロー
不動産投資における収入から支出を引いた純利益のことです。
具体的には、家賃収入からローンの返済や管理費、税金などを差し引いた金額になります。
インカムゲイン / キャピタルゲイン
収益の種類を示す用語です。
- インカムゲイン:物件からの賃貸収入など、保有中に得られる収入のこと。
- キャピタルゲイン:物件を売却することで得られる売却益のこと。不動産の価値が上がると得られる可能性があり ます。
仲介手数料(ちゅうかいてすうりょう)
物件の売買や賃貸の際に、仲介業者に支払う手数料です。
手数料の額は取引金額に基づきますが、宅地建物取引業法で上限が定められています。
修繕積立金(しゅうぜんつみたてきん)
マンションなどの集合住宅では、建物の大規模修繕のために定期的に積み立てられる資金です。
修繕積立金が少ない物件は、将来的に大規模な修繕が難しくなる可能性があるため、投資の判断材料となります。
減価償却(げんかしょうきゃく)
不動産の建物部分は、年々価値が減少します。
この価値減少分を経費として計上できるのが減価償却です。
経費として扱えるため、所得税や住民税を抑えることが可能です。
固定資産税(こていしさんぜい)
不動産所有者に対して毎年課税される税金です。
物件の立地や広さ、建物の種類によって金額が異なります。
借地権(しゃくちけん)
土地の所有権がなくても、その土地に建物を建てたり、利用したりする権利のことです。
借地権付き物件は、通常の不動産よりも購入価格が低くなる場合があります。
建ぺい率・容積率(けんぺいりつ・ようせきりつ)
土地に建物を建てられる割合を示す指標です。
- 建ぺい率:敷地面積に対して建物を建てられる面積の割合。
- 容積率:敷地面積に対して、延べ床面積がどれだけ建てられるかの割合です。
この指標によって、建築可能な建物の大きさが制約されます。
立地(りっち)
物件の所在地や周辺の環境を指します。
物件の価値や賃貸需要に大きな影響を与えるため、立地の良し悪しが投資の成否に直結する要因の一つです。
まとめ
不動産投資には専門用語が多くありますが、基本的な意味を理解することで、投資の判断がしやすくなります。
まずはここで紹介した用語を押さえて、次のステップへと進んでみましょう。
不動産投資の成功には、知識の積み重ねが重要です。